高島トレイル ①準備編
こんにちは。yoccoです。
西日本の代表的なロングトレイルである、高島トレイルについて書いてみたいと思います。
・高島トレイルって?
福井、滋賀、京都の府県境、中央分水嶺に沿って作られた全長約80kmのトレイルです。
スルーハイクには4泊5日ほどかかると言われています。
日帰りや、1泊2日のセクションハイクも可能です。
途中にトイレは一ヶ所しかなく、小屋やテント指定地はありません。
自分で良さそうなところを選んで泊まります
(ガイド本にはテント適地の記載あり)。
水場は沢水のみ。
全体を通してブナが多く、また、4〜5月頃にはお花がたくさん咲きます。
標高は約400m〜約1000mと低いですが、日本海寄りなので冬場は数メートル雪が積もります。
大阪から電車バスでアクセス可能ですが、割と人が少なくのんびりしたハイキングを楽しめます。
魅力的ですが小屋やテント指定地などがなくて、ややハードルの高い高島トレイル。
まずは情報収集や持ち物について書いてみたいと思います。
①情報収集
高島トレイルの代表的な地図には、NPO法人 高島トレイルクラブの出している詳細マップ(税込1000円)があります。
細かなコースタイム、距離、バス停名が載っています。これ一冊に80km全て載っています。展望の良いポイントや水場も書かれており必携です。
しかし、トレイルを細かく分けて歩きたい場合(セクションハイクしたい場合)、どこで区切ればいいのか、この地図だけでは判断が難しいです。また、テント適地も記載されていません。ちなみに磁北線も書かれておりません。
このマップは楽天では取り扱っていないようです。大阪の登山用品店(ロッジなど)には置いてありました。高島トレイルの公式ホームページからも購入できます。
他にも良い情報がないか探したところ、このような本を見つけました。
8つの日本を代表するロングトレイルについての、地図と詳細なコースガイドが載っています。
高島トレイルについてもかなり詳細な情報があります。
◯記載されているコース
北根室ランチウェイ
みちのく潮風トレイル
塩の道トレイル
富士山トレイル
信越トレイル
高島トレイル
ダイヤモンドトレイル
国東半島峯道ロングトレイル
◯この本の良い点
知っておきたい!と思う情報が網羅されています。
例えば、
・テント適地の記載があり、それぞれの特徴について細かく書かれている。
・スルーハイク・セクションハイクの行程例と、それぞれの行程のメリットデメリットや難易度が書かれている。
・ベストシーズン、水場、アクセス情報について細かく書かれている。
・南下ルートと北上ルートのメリットデメリットについて細かく書かれている。
◯いまいちな点
・細かな地図が収録されていない。
・高い(定価2300円+税)
正直なところ、とりあえず高島トレイルだけの情報が欲しいのに、このお値段は高い…。と思いましたが、情報量が非常に多かったので買ってしまいました。
結果、よかったです。
この本と詳細マップで計画して、
ハイク当日は詳細マップと地形図、あればオフライン地図+GPS(スマホのアプリで十分です)を携帯したら良いかなと思います。
②リスク対策
・クマ鈴
ここの山域は、非常に熊が出没しやすいようです。
ハイカーの数も南下するにつれて減ってきますので、クマ鈴は必携です。
・浄水器
1〜2泊でしたら水を担いで行けないこともないですが、非常に体力を消耗します。
沢水は途中ありますが、あまりキレイとは言えないです…。煮沸だけでも構いませんが、浄水器を持って行くと安心です。
・非常食を必ず持参、エスケープルートを考えておくこと
コースが長いだけでなく、細かなアップダウンが多いので、思いのほか体力消耗します。
万が一のためにアルファ米やフリーズドライ食など、軽くてカロリーのあるものを余分に必ず持った方がいいと思います。
また、いつでもエスケープできるように下調べは必要です。
長くなりましたのでこの辺で。
次回はセクションハイクについて書きたいと思います。
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